はじめまして。0アニ!にようこそ。
こんにちは!はじめまして、アニメーターをやっている アオ と申します。
普段はデジタルで手描きアニメーションを作ったり、CG制作などをしています。
アニメーション歴はもうすぐ10年目になります。
アニメーションのフリー素材サイトも運営していますので気になる方は覗いてみてください。➡TELOPICT.com
このブログでは主に「クリップスタジオ」というアプリを使用した手描きアニメーションの作り方を紹介していきます。
アニメーション作りが初めてでも、問題ありません。描き方のコツも合わせて画像なども交えながらしっかり解説していきますので安心してくださいね。
こんな人は是非読んでみてください!
- 趣味としてはじめてみたい
- これからアニメの仕事に携わってみたい
- 自由研究としてやってみたい
- スキルの一つとして身に付けたい
- 自分の描いた絵を動かしてみたい
こんな風に思っている方は是非読んでみてください。
このブログが少しでもあなたのアニメーション作りを始めるきっかけになってくれたら嬉しいです。
アニメーションって何?
「アニメーション」とは細かく言うと色々な技法がありますが、静止画をパカパカと切り替えてまるで絵が動いているようにみせるものです。
パラパラ漫画の動画版という風にイメージするとわかりやすいかもしれません。
一枚一枚の絵が次の絵に繋がるように作られていて滑らかに動いていきます。
このブログでは「クリップスタジオ」というアプリを使用して手描きのイラストを動かす方法を紹介していきます。このアプリはプロのアニメーションスタジオでも使用されているイラストアプリです。アニメーション作りだけでなく、イラスト制作や漫画制作でも使われているのでこれからデジタル絵を始めてみたい!という人にもおすすめのアプリですよ。
アニメーションってどんな風に作るの?
ここではまだクリップスタジオの操作方法としては紹介しませんが、どんなアニメーション制作アプリでも同じような仕組みでアニメーションを作ることが出来ます。
デジタルの手描きアニメーションでは「タイムライン」と呼ばれる時間の流れの中に絵を配置していきます。
パラパラ漫画ではすべての絵が重なっていて紙をめくっていくと次の絵に切り替わりますが、アニメーションでは横に次の絵を並べていって再生ボタンを押すことで絵の切り替えが出来ます。
絵が切り替わるタイミングによっても動きの印象が変わったりして、ここでアニメーターの個性が出たりします。
(※後の記事でしっかりとタイムラインの見方も解説しますのでご安心ください!)
普通の手描きアニメーションでは「原画(げんが)」と呼ばれるキーになる動きを作ってから、「中割(なかわり)」という間を繋ぐ絵を描いていきます。
例えば、キャラクターがお辞儀をする動きを作りたい時は「普通に立っている絵」と「頭を下げた絵」が原画になります。
まずは原画を作って、ぺこりと頭を下げる「タイミング」を決めます。上の図のタイムラインのような感じです。この2枚の時点では下のようなアニメーションになっています。
2枚の絵だけではカクカクした印象なので、「普通に立っている絵」と「頭を下げた絵」を「滑らかに繋げる絵」=中割を描いていきます。
先程の2枚のアニメーションよりも自然でキャラクターらしくなりました。
アニメーションは手描き以外にもCGで作ることもできます。
CGは正確で崩れなく絵を作ることが出来て、中割も自動で作ってくれるので便利なのですが、動きを強調させたり・コミカルに表現したりするときは手描きのアニメーションの方が魅力的なアニメーションになることが多いです。
アニメーション作りって何が必要なの?
絵を描くためのアプリ
アニメーションを作るには「絵を描くためのアプリ」が最低限必要で、私がオススメするのは先ほどから何度か出てきているセルシスの「クリップスタジオ(EX版)」です。
プロも使っているアプリで、月額650円~と比較的始めやすい価格になっています。
もう少し価格が安いPRO版もあるのですが、アニメーションを作る場合は枚数制限などがあるため圧倒的にEX版がおすすめです。
その他にも絵を描くときのサポートになるアセット素材なども豊富なので、色々なシーンで使えて便利です。
もちろん、他のアプリ(Photoshopやblender、TVPaintなど)でもアニメーション制作可能なアプリならこのブログの内容は役に立つかとは思いますので是非参考にしてみてください。
短編・長編アニメのような作品ではなく、上に表示したような短いGIFアニメのようなものを作りたい場合はこのアプリだけで完結します。
アニメーションを編集する・加工するためのアプリ
絵を描くだけで完結するならクリップスタジオだけで完結するのですが、比較的長いシーンを作るときは編集や加工が出来るアプリを合わせて用意すると便利です。
アニメーションは通常、カット(漫画で言う1コマのようなもの)おきに作画をしていって、編集作業でカットとカットを繋げて1シーンに仕上げていきます。
カットとカットを繋げる作業はクリスタでは出来ないので、別のアプリを使います。
私の場合はAdobeの「After Effects(アフターエフェクト)」を使っています。こちらもプロも使っているアプリで、Adobe製ということもありネット上にチュートリアルが豊富です。
アニメーションの現場では使っていないところはないというくらい標準的なアプリですし、これ単体でもモーショングラフィックスのようなアニメーションやド派手なVFX(特殊効果)も作れます。
After Effectsならこういう煙なんかも作れたりします。
このブログでは基本的にはクリスタの使い方をメインに紹介していきますが時々After Effectsの使い方も紹介していきたいと思います。
一緒にアニメーションを作ろう!
今回はブログ紹介のみですが、次回からは実際にアニメーションの作り方を0から解説していきます!
アニメーション知識のない超初心者さんでも出来るだけわかりやすいように紹介していきますので是非一緒にアニメーションを作ってみませんか?
クリスタの基本操作からアニメーション作りのコツまでガッチリ解説をしていきますのでこれからもチェックをよろしくお願い致します。
それでは、また次の記事でお会いしましょう。